蛍光灯とLEDの違いは?紫外線によっておこる光か発光ダイオードの光か

蛍光灯
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  • 蛍光灯とは、照明器具として発明されたもので、水銀が電気を放出するときに出る紫外線によっておこる光を利用している。
  • LEDとは、発光ダイオードのことで、Light Emitting Diodeの略。半導体素子に一方向性の電圧をかけると発光します。

蛍光灯とLEDの違いは?

蛍光灯は、水銀を使用しているので環境によくない。

LEDは、初期コストの高さがデメリット。しかし、長期間使用できます。助成金を活用している自治体もあるのでかなり普及している。

 

蛍光灯とは

蛍光灯のしくみは、ガラス管の中に放電しやすくする工夫として、水銀をふくむガスが閉じ込めてある。

そして、ガラス管の中に蛍光物質を塗ってあり、両端に電極がある。

電極に電流が流れると、加熱され熱電子が放出されて反対側の電極に移動して、放電がスタートします。

このときガラス管の中で、電子と水銀の原子がぶつかり、紫外線を発生させる。

その結果、ガラス管内の蛍光物質を照らし出し、人間の目に光として感知される。

 

  • 蛍光灯の起源は、1856年にハインリッヒ・ガイスラー(ドイツ)が作ったガイスラー管と言われている。
  • 日本の場合、1939年に東芝(東京芝浦電気)が蛍光ランプの試作に成功。

 

白熱灯と比べると、電力消費量は低いのに明るさは同じ。

蛍光灯の色は、昼白色、昼光色、電球色などがある。

蛍光ランプの寿命は、約6000時間~20,000時間(種類やメーカーによって違う)

 

水銀の問題があり、製造を終了してLEDへシフトしている。廃棄は不燃ゴミとして出す自治体が多いが、家電量販店などで無料回収する動きが増えています。

 

LEDとは

LED電球

LEDのしくみは、半導体素子に一方向性の電圧をかけると発光します。エネルギー効率にすぐれ、電気を直接光に変えることができる。だから蛍光灯のように熱くなりません。

青色ダイオードが発明されて光の三原色(赤、緑、青)が可能になり、照明器具以外にもモニターなどの開発にも利用されている。

  • LEDの起源は、1962年に赤色LEDが発明。
  • 1972年に黄緑色LEDが発明。
  • 1993年、青色LED発明。

 

蛍光灯や白熱電球と比べると、寿命が長い。ほぼ半永久的に使用可能。

蛍光灯に比べると、すぐに点灯して明るい。こまめに電源のON/OFFが可能なので電気代もかなりお得になります。

蛍光灯は水銀の使用で環境問題にもなっていますが、LEDは水銀は使っていないので廃棄も簡単です。

 

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