牛乳やミルクと名前がつく商品は
- 牛乳
- 特別牛乳
- 成分調整牛乳
- 低脂肪牛乳
- 無脂肪牛乳
の5種類に限られています。
低脂肪牛乳と成分無調整牛乳の違いは、
- 低脂肪牛乳は、生乳から脂肪分の一部を除去したもの。
- 成分無調整牛乳は、いわゆる「牛乳」と呼ばれているもの。
※生乳(せいにゅう): 牛から絞った何の加工もしていないもの。
低脂肪牛乳
成分調整牛乳のひとつで、生乳から脂肪分の一部を取り除いてます。
乳脂肪分を0.5%以上、1.5%以下に調整されているのを低脂肪牛乳とよびます。
乳脂肪分以外のタンパク質やカルシウムなどの成分は、普通の牛乳と変わりありません。
カロリーも普通の牛乳よりも低くなります。だから、カロリーを気にされるかたは低脂肪牛乳を選ぶとよいでしょう。
ただし、低脂肪牛乳でカットされている脂肪分は牛乳の「コク」に影響を与える成分です。
そのため、脂肪分をカットしている低脂肪牛乳では、普通の牛乳にくらべて薄く感じるかもしれません。また、コクが少ないのでシチューなどの料理に使っても、コクはあまりでてきません。
ちなみに、生乳からほとんどの脂肪分を取り除いて乳脂肪分を0.5%未満にしたものは、無脂肪牛乳と呼びます。
成分無調整牛乳
画像引用:Amazon
生乳の成分を調整していない牛乳です。
成分の調整を一切おこなわず、加熱処理だけされている牛乳です。
※生乳はそのほとんどが加熱処理されています(一部例外あり)
加熱処理の種類は
- 低温殺菌……63〜68度で30分加熱殺菌する
- 高温殺菌……72度以上で15秒加熱殺菌する
- 超高温瞬間殺菌……120〜150度で1〜3秒加熱殺菌する
となります。
日本のスーパーにならんでいる牛乳のほとんどが、超高温瞬間殺菌の牛乳です。
超高温瞬間殺菌処理をした牛乳は、独特の“コゲタ“においがしますが、日本人はこの味になれているので、おいしく感じます。
逆に、低温殺菌の本来の生乳の味に近い牛乳を飲むとサッパリしすぎて物足りなさを感じる人もいます。
出典