いままでひきわり納豆は買ったコト無いけど、こどもの離乳食で購入されたママも多いのでは?
だけど、ひきわり納豆ってふつうの納豆と比較すると値段も高いし賞味期限も短いような。。
今回はひきわり納豆の栄養やふつうの納豆との違いなど比較していきます。
納豆よりひきわり納豆がすぐれている理由
この差って何ですか?で放送された内容によると、粒納豆より、ひきわり納豆のほうが栄養効果が高いです。
牛乳のカルシウムが骨にいくためには納豆に含まれるビタミンKが必要。
そのビタミンKの含有量がひきわり納豆のほうが多いのです。
- 納豆:600μg
- ひきわり納豆:930μg
さらに、スペルミジンという認知症予防に必要な栄養分も入っています。
ひきわり納豆の栄養は赤ちゃんにとって最高でした
数値はすべて100g単位(パック納豆2つ分)で掲載
データ引用先:※1
食物繊維総量
糸引き納豆6.7
ひきわり納豆5.9
厚生労働省が発表している栄養成分表です。
ひきわり納豆は「つぶ納豆」と比較すると、発酵が早く食物繊維も納豆にくらべると少ないので、消化も良いです。
成分表には出ていませんが、ひきわり納豆は粒の表面積が広いため、納豆菌がつくりだす血液サラサラにする酵素【ナットウキナーゼ】がより豊富です。
食物繊維は、ふつうの納豆が多いのですが、ひきわり納豆でも食物繊維がちゃんと入っています。
赤ちゃんのときは、排便のコントロールがうまくできない子がいます。
こういうときはひきわり納豆よりふつうの納豆をオススメします。
食物繊維の量に違いがでてくるのは、作りかたの違いに理由があります。(後述)
鉄分が豊富
鉄分
納豆3.3
ひきわり納豆2.6
離乳食がはじまったばかりだと鉄分不足が心配です。
これは離乳食の時期に赤ちゃんに食べさせられる鉄分配合の食材が少ないためです。
鉄分が多い食材は、小松菜・高野豆腐・ひじき・赤身の魚・モロヘイヤがオススメです。
ひきわり納豆も納豆も、鉄分がしっかり入っているのでばっちりです。
鉄分推奨量 (mg/日)
月齢6~11ヶ月
男の子 5.0
女の子 4.5
推定平均必要量(mg/日)
男の子・女の子ともに 3.5
データ引用先:※2
ビタミンKが豊富
ビタミンKはひきわり納豆の方が、豊富に含まれています。
糸引き納豆600
ひきわり納豆930
骨の健康を保つ効果があるといわれているビタミンKは、ビタミンDとともに骨の健康を保ちます。
ビタミン K (μg/日) 目安量
月齢0~4ヶ月 4
月齢6~11ヶ月 7
データ引用先:※3
赤ちゃんの離乳食には大豆の皮が少ないひきわり納豆が使いやすく、骨を丈夫にするビタミンKも豊富に含まれているのでオススメです。
表引用先:※4
食べさせる量にはついては、納豆単体でのデータがありませんでした。そこで豆腐を参考にしてください。
豆腐の場合、はじめは30~40gですが、納豆の場合、消化のコトを考えると、もう少し少ない量からはじめてもいいかもしれません。
ひきわり納豆とふつうの納豆の作りかたを比較
- 納豆のつくり方は、大豆を水にひたして、圧力鍋で蒸してから納豆菌をかけて発酵させます。
- ひきわり納豆の場合、大豆をすりつぶしてから水にひたして、圧力鍋で蒸してから納豆菌をかけます。
※音声あり
動画は、ふつうの納豆の生産工場ですが、みていておもしろいですね。
ひきわりは乾燥状態の丸大豆を割り、皮を取り除いたものを用いて納豆を作っています。熱の通りも発酵も早いので、 丸大豆と少し違った独特の風味があります。皮がないため食物繊維が少なくなりますが、その分、消化が良くなります。
引用:※5
なぜ割高?ひきわり納豆とふつうの納豆の値段を比較
スーパーで購入するとき納豆とひきわり納豆の値段ってひきわり納豆が高くないですか?
内容量も少ないし。
- おそらく製造過程で大豆をつぶす作業があるので手間がかかっています。
- あと発酵の速さも違うので管理が難しい。
まとめ
ひきわり納豆とふつうの納豆との違いは作りかたにありました。
- 納豆のつくり方は、大豆を水にひたして、圧力鍋で蒸してから納豆菌をかけて発酵させます。
- ひきわり納豆の場合、大豆をすりつぶしてから水にひたして、圧力鍋で蒸してから納豆菌をかけます。
成分については、
食物繊維はふつうの納豆の方が多い。
鉄分は、ほとんど同じでした。
ビタミンKは驚くほどひきわり納豆が多かったです。
つぶも砕かれ小さくなっているので、赤ちゃんの離乳食にオススメです。
もちろん、納豆もひきわり納豆も、女性にうれしいイソフラボンや、血液をサラサラにしてくれるナットウキナーゼが含まれています。
厚生労働省のデータにも記載しましたが、だいず製品は栄養満点で体にイイですね。
引用先: 文部科学省:日本食品標準成分表2015年版(七訂)※1
引用先:厚生労働省※2、※3、※4
引用:おかめ納豆:タカノフーズ※5