- 電子ピアノは、グランドピアノのような音色を電子化して表現できる
- エレクトーンは、パイプオルガンのようにかさなりあった音色を電子化(昔はアナログ音源)して表現できる
電子ピアノやエレクトーンは、音の大きさを調整することができますね。
近年では、ヘッドホンをつけられる機種もあり、近所への音もれを気にせずに弾けるなど便利になりました。
また、趣味や創作活動だけではなく、結婚披露宴やパーティーなどでも大活躍する楽器としても重宝されています。
電子ピアノには、ピアノならではの深さをもつひびきがあります。一方、まるでバンドやオーケストラのごとく1台で何役をもこなせる「エレクトーン」。
楽器も文化とともに進化することで、あらゆる分野を活性化させているのです。
電子ピアノ
電子ピアノはデジタルピアノともよばれ、ピアノに代わる楽器のひとつになるべく生まれました。とはいえ、電子ピアノの存在は大きく今ではピアノから独立した存在になっています。
シンセサイザーは電子ピアノではありませんが、鍵盤をそなえ本質的な音源方式など電子ピアノと同じです。そのため、電子ピアノとは似たもの同士といえるでしょう。
しかし、電源を必要とするピアノならすべて電子ピアノだと思ったら大違い。
「エレクトリックピアノ(電気ピアノ)」とはまったく別物です。電子ピアノとは違って、エレクトリックピアノは音源に「アナログ回路」を使っているのでした。
電子ピアノのベース
電子ピアノの特徴は、弦(ピアノ線)たたいて響かせることで音をだす「弦楽器であるピアノ」がベースになっているところでしょう。
そのため、音色はもとよりピアノの特徴である、鍵盤やペダルまでも再現するのが電子ピアノの目標。ピアノのよさを引き継いでいるのです。
エレクトーン
エレクトーンは、「electronic」と「tone」から造った名前で、ヤマハ株式会社の登録商標です。
「エレクトーン」は、電気の流れをコントールする部品「トランジスタ」を組みこまれた国内初の電子オルガンでした。
その昔、教会で聴くことのできる「パイプオルガン」は貴重な楽器でした。そこで、一般家庭でも楽しむため作られたのが「ハモンドオルガン」です。
電子オルガンにとって、ハモンドオルガンは草わけといえる存在。パイプオルガンは、エレクトーンの祖でありハモンドオルガンの祖でもあったのです。
エレクトーンのベース
エレクトーンの特徴は、パイプで空気を流して音をだす「管楽器のパイプオルガン」がベースになっているところでしょう。
出典