オリーブオイルとエクストラバージンオリーブオイルの違いは?精製した油か搾っただけの油かの違い

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イタリア料理などをつくるときに欠かせないオリーブオイル。

地中海に面するイタリアやギリシャでは「オイル」といえば、通常このオリーブオイルのことをさします。

  • オリーブオイルは、オリーブの実からしぼったオイルを精製したもの
  • エクストラバージンオリーブオイルは、オリーブの実をしぼってろ過しただけのもの

本場イタリアでは、法律で規定がもうけられており、その区分けは8種類にのぼります。

いっぽう、日本で販売されているオリーブオイルは、オリーブオイルとエクストラバージンオリーブオイルの2種類になります。

 

オリーブオイル

オリーブオイルは、エクストラバージンオイルに使われているオリーブの実よりも品質のおとるオリーブの実を使用しています。

しぼっただけのオイルを精製することで、オリーブ独特の香りや味をなくし、そこにエクストラバージンオリーブオイルかバージンオリーブオイルをまぜてつくります。

まぜる比率はとくに決まっていないので、ほぼ無味無臭のものもあれば、オリーブの独特の香りや味が楽しめるものもあります。

日本では「ピュアオリーブオイル」という呼ばれかたをしていますが、これは日本独特の名称です。

ピュアオリーブオイルは、香りや風味が少ないので、炒めものや揚げ物といった普通のサラダ油のように使えます。

オリーブの独特の風味がないので、「クセ」のないあっさりと料理を仕上げたいときに使うとよいオイルです。

 

エクストラバージンオリーブオイル

バージンオリーブオイルは、オリーブの実をしぼってろ過しただけのオイルです。

それ以外の手を一切加えていないので、オリーブの実の独特の香りや味わいが特徴的なオイルとなっています。

そんなバージンオリーブオイルの中でも品質の高いオリーブの実だけをしぼってろ過したオリーブオイルを「エクストラバージンオイル」と呼びます。

独特の香りや味わいがあるので、サラダなどに直接かけて香りを楽しむ使いかたが主流となります。

この独特の香りや味わいは、加熱することで弱まりますが、炒めものなどに使えば食材にアクセントをつけることができます。

よく「エクストラバージンオリーブオイルはそのままかけて使うほうがよい。」といわれていますが、熱してはいけないということはありません。

ただし、品質の高いオリーブの実を使用しているので、値段が高くなるため、揚げ油に使うのはコスト面で「もったいない」というのはあるかもしれません。

 

オリーブオイルに含まれる体によい成分

オリーブオイルには「オレイン酸」という成分が含まれています。

オレイン酸は、血中の悪玉コレステロールを減らす効果があります。

この成分は熱でこわれないので、加熱調理をするときにもオリーブオイルを使用すると効果がえられます。

また、オレイン酸にはがんや生活習慣病などを予防するのに効果的であるともいわれているので、積極的に使用していきたい商品です。

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出典

Wikipedia オリーブオイル

日本オリーブ協会