- ラクトアイスは乳固形分3%以上
- アイスクリームは乳固形分が15%以上(乳脂肪分8%以上)
乳固形分の割合だけでなく、食べたときの味わいにも違いがあります。「ラクトアイス」はさっぱりとした味わいで、「アイスクリーム」はミルクの風味が強いコクのある味になっています。
ラクトアイスとは
みなさんは「アイスクリーム」のパッケージをよく見たことがありますか? いっけん同じように見えるアイスクリームですが、含まれる乳成分の割合によって「アイスクリーム」と「ラクトアイス」にわけられています。
アイスクリームの中でも乳固形分が3%以上のものをラクトアイス」とよびます。
乳固形分とは牛乳から水分を抜いたもの。「ラクトアイス」は、乳固形分が少なめでさっぱりとした味わいが特徴です。
コクのあるミルクの濃い風味が苦手な人は、あっさりとした「ラクトアイス」を選んでみるといいかもしれませんね。
「アイスクリーム」に比べ価格が安い「ラクトアイス」ですが、最近では素材や成分にこだわった高級な「ラクトアイス」も登場していますよ。
【高島屋限定】広島県福山市産の食用バラをたっぷり使用したジェラートです。
栽培期間中、農薬不使用・有機肥料使用の赤い食用バラのエキスと花びら入りのラクトアイスです。バラの風味を活かした爽やかな風味をお楽しみ頂けます。
引用:高島屋オンライン
ラクトアイスの代表的な種類
- 明治エッセルスーパーカップ……1991年から発売しているロングセラー。季節ごとの期間限定フレーバーが人気。
- ロッテ爽(そう)……1999年4月に発売のヒット商品。微細な氷入りでシャキッとした爽やかな食感が特徴。
:ロッテ爽
アイスクリームとは
「アイスクリーム」は、乳固形分が15%以上で乳脂肪分8%以上です。
乳固形分と乳脂肪分が多い「アイスクリーム」は、ミルクの味わいが豊かでコクのある風味が特徴。
牛乳の栄養成分が多く含まれる「アイスクリーム」は、栄養的にもよいといわれ風邪をひいたときの食事にオススメです。たしかに熱があるとき、冷たいアイスが食べたくなった、という経験がある人も多いのではないでしょうか?
アイスの原料になっている牛乳や卵には、たんぱく質やビタミンが含まれているので栄養補給にぴったり。糖分はエネルギーのもとになりますよ。
ちなみに日本に「アイスクリーム」が入ってきたのは江戸の末期。1869年(明治2年)に横浜の馬車道通りで町田房蔵さんによって日本初の「アイスクリーム」が販売されました。商品名は「あいすくりん」。なんとも可愛らしい響きですね。
この日本初の「アイスクリーム」は横浜にある「YOKOHAMA BASHAMICHI ICE」というお店で食べることができますよ。
この氷菓子「あいすくりん」が日本のアイスクリームの始まりと言われています。当時は卵黄と牛乳、砂糖のみで作られ、カスタード風味のシャリッとした食感が特徴のあっさりとした味わいがあったようです。その風味を現代風にアレンジし再現したのが「できたて横濱馬車道あいす・カスタード」です。
そして毎年5月9日は「アイスクリームの日」。
1964年5月9日に東京アイスクリーム協会(現在の日本アイスクリーム協会)が、アイスクリームを多くの施設に配るなど記念事業をおこなったことが由来になっています。
「アイスクリームの日」には日本各地でイベントが開催され、協賛する会社から無料でアイスが配られることで知られています。
気になった人はぜひチェックしてみてくださいね。
アイスクリームの代表的な種類
- ハーゲンダッツ……1961年ニューヨークで生まれの人気商品。安定剤や乳化剤を使用せず徹底した管理をおこなっている。
- サーティーワンアイスクリーム……アメリカ生まれのアイスクリーム専門店。フレーバーの種類が多くファンが多い。