どちらも農業に関係する言葉。とくに、稲作についての言葉です。
二期作、二毛作のどちらも1年間に2回収穫することを意味します。
- 二期作はおなじ土地でおなじ作物を年2回、収穫すること
- 二毛作はおなじ土地で違う作物を2種類、1年で2回、収穫すること
二期作
おなじ土地で、おなじ作物を1年間に2回、収穫すること。
主に稲作にもちいられる言葉ですが、トウモロコシやジャガイモなどでも1年間に2回、収穫する場合は、二期作といわれることがあります。
1970年代に、お米の生産量が多くなり過ぎてしまい、生産量の調整が入りました。
このことがきっかけで、今ではお米の二期作をしているところは少なくなっています。
お米の二期作は、年間の平均気温が16度以上あるような、比較的、暖かな地域でおこなわれており、太平洋沿岸に多く見られます。
- 沖縄県
- 高知県
- 宮崎県
- 鹿児島県
などがお米の二期作をしていました。
台風の影響がある時期を避けることで、収穫量をあげる目的でおこなわれています。
二毛作
二毛作という言葉は、1年間に2種類の作物を収穫すること。
昔の日本では、春から秋にお米を育て、秋から冬に麦を育てていました。
「お米と麦」の二毛作が代表的で、それ以外でも「お米と大豆」などが有名です。
二毛作は九州地方で盛んにおこなわれている農法。
1年で最初の栽培を「表作(おもてさく)」といい、2回目の栽培を「裏作(うらさく)」と呼びます。
また、1年で1回だけ作物を育てて収穫することを「一毛作」や「単作(たんさく)」と言います。
逆に、1年間で3種類の農作物を栽培するものが、「三毛作」と呼ばれます。
ちなみに、例えば昼間は喫茶店で、夜はバーとして営業するような、昼と夜で提供する品物がかわるような営業方法を二毛作営業と呼びます。
その他の農法
二期作や二毛作いがいにも、農法があります。
1つの土地でおなじ作物ばかりを育てる連作をおこなうと、基本的には土地の栄養バランスがくずれてしまい作物の育ちが悪くなります。
土地の力が低下してしまい、害虫による被害も大きくなってしまいます。
これを連作障害と呼び、この連作障害を軽減するためにおこなうのが輪作です。
輪作(りんさく)
輪作は、およそ5〜10年をひとつの単位として複数の性質の違う作物を栽培する農法です。
輪作をすることで土にふくまれる栄養素が、かたよることなくバランスが取れます。そうすると、育ちもよく収穫量も増えるという特性があります。
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