- Re:(RE:)は、インターネット標準でのRFCに載る略号で届いた電子メールに対して、返信する機能を使ことにより件名(Subject)のあたまにふられる
- Fw:(FW:、もしくはFwd)は、届いた電子メールを転送するとき、自動的に件名の頭にふられることもある略号だがRFCにはない
「Re:」と「Fw:」は、電子メールの件名で目にすることが一般的です。でも、便宜上の略号でもあるためRe:やFw:を削除してから返信する人も多いことでしょう。
日本のメールソフトによっては、メッセージに返信や転送をするたびに「Re:」や「Fw:」の数が増える場合もあるのです。
返信や転送の回数を知るには便利なものの、わずらわしくもありますね。
※RFC(Request for Comments)……コメント募集を意味する英語の略。
組織であるIETFよりおこなわれる、技術仕様の保存やそれを公開する形式のこと。
しかし、なかには「Re:」や「Fw:」が件名に載らない電子メールもあります。
Re:
電子メールのほか、ネットのニュースでも返信の意味をもつRe:。今では、世界中で共通する記号になりました。
ラテン語の「res」をRe:の語源とし、ラテン語での訳は「○○について~」を意味すると記されてもいるのです。 また、Re:に略号化したもとは「in re」であるとRFCの記述にあります。
Re:は、1707年に英語の圏内で文通の返信時に使った表現として記録が残っています。一方、現在使われているRe:は多くがコンピューター用語からの転用。
メールソフトによっては、返信機能を使うと自動的に最終的に送信する文字の色が変わります。そのため、Re:が消されたとしても区別できることがあるでしょう。
Re:を利用する
複数のメールをやり取りしている場合は、件名をまったく変更せずに返信することもあるでしょう。
それは、出したメールに対しての返信であることがすぐにわかるという便利さにあるのです。
Fw:
Fw:(Forward)は、前にある・将来の・進歩的な・早熟などさまざまな意味をもちます。
フォワードの略号で、サッカーなどスポーツでのポジションと同じ単語です。
フォワードが前衛に位置し、パスやシュートをするという意味あいでは「Fw:」と共通といえる単語でしょう。
Fw:は、Re:と違ってメールに添付されてきたファイルは削除されません。
この機能は、届いたすべての情報を履歴として追記のメッセージとともに送信することができるのです。
Fw:を利用する
メールの件名や文章にFw:を連ねている場合は、チェーンメールであることが知られています。
なかには、チェーンメール自体に「Fw:を削除せよ」と記すこともあるほどです。
そのため、Fw:が連なっているメールには気をつけるとよいでしょう。
出典