- 惑星は恒星の周りをまわる天体
- 衛星は惑星や準惑星、小惑星の周りをまわる天体
地球と月を例にすると、地球は太陽の周りをまわる惑星、月は地球の周りをまわる衛星となります。
惑星とは
恒星の周りをまわる天体です。
恒星は内部での核融合反応により自ら光を発することができる天体で、身近なものでは太陽があります。
その太陽を中心とした太陽系においては、以下の3つを満たすものが惑星と定義されます。
- 太陽の周りをまわっている
- その天体自身の重力でほぼ球状になっている
- その天体の軌道上に他の天体がない
この定義に基づくと、太陽系の惑星は以下の8つです。
太陽(恒星)から近い順に、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星があります。
そして、この8つは、惑星の種類で以下の3タイプにわけられます。
この3つの違いは、太陽からの距離によって構築された、星間物質集積の結果です。
1.岩石惑星(水星、金星、地球、火星)
太陽系ができる初期の段階で、太陽に近い場所には重たい岩石や金属を中心とした物質が集積しました。それらが互いに衝突を繰り返して巨大化し、4つの岩石惑星にわかれました。
2.ガス惑星(木星、土星)
火星より外側では、
- メタン
- 水素
- 二酸化炭素
などのガス成分が集積し、ガス惑星を形成しました。
3.氷惑星(天王星、海王星)
そのさらに外側では水蒸気が集積して巨大な氷を形成し、氷惑星となりました。
衛星とは
惑星や準惑星、小惑星の周りをまわる天体です。
自然の天体だけでなく、人工の天体(人工衛星)も含まれます。
太陽系の惑星で、現在確認されている衛星は以下の通りです。
- 水星 衛星なし
- 金星 衛星なし
- 地球 月
- 火星 フォボス、ダイモス
- 木星 イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストなど合計79個
- 土星 タイタンなど合計62個
- 天王星 オベロン、チタニア、ウンブリエル、アリエルなど合計27個
- 海王星 トリトンなど合計14個
ちなみに、月は地球誕生の少し後の45億年前に形成されました。
このころ太陽系では隕石の衝突が活発に繰り返されており、原始惑星は無数の隕石成分が付加されていくことで成長していきました。
そのような時期の終盤にさしかかった頃、直径が地球の約1/4もある巨大な天体が原始地球に衝突しました。
しかし、この巨大天体は他の隕石のようにとりこまれることなく分離して、月となりました。
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