ノヴェッロの解禁日まであと少し!ボジョレーよりおすすめな3つの理由

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【ヴィーノ・ノヴェッロ】や【ヴィノ・ノヴェッロ】。【ノベロ】と呼ばれるワインをご存知の方はかなりのワイン通ですね。
筆者は東京のイタリア料理店に勤めた経験があり、秋になるとヴィーノ・ノヴェッロの新酒を覚えるが大変だった思い出があります。

ボジョレ・ヌーヴォーが有名ですが、絶対ヴィーノ・ノヴェッロの方が個性があっておもしろい味が楽しめます。

  • 2018年、ヴィーノ・ノヴェッロの解禁日は2018年10月30日です。
  • ちなみに、ボジョレーヌーボーの解禁日は2018年11月15日です。

今回は、ヴィーノ・ノヴェッロをボジョレーヌーボーよりおすすめする理由や、ヴィーノ・ノヴェッロの販売サイトやオススメの品種。さらにはヴィーノ・ノヴェッロの知名度などお伝えします。

2018年のヴィーノ・ノヴェッロ解禁日は10月30日

ヴィーノ・ノヴェッロの解禁日は2018年10月30日となっています。

2011年までは11月6日でしたが、イタリア農政政策省の新法規によって10月30日が解禁日と設定されました。

最近の温暖化など気候の変化はイタリアでも同じで、ブドウが早く熟すようになり、収穫時期が早まってきた事と、ボジョレー・ヌーヴォーを意識して、早めに出荷して販売期間を長くするようになりました。

2018年のヴィーノ・ノヴェッロの味が気になりますね。

 

ヴィーノ・ノヴェッロの知名度は?

ボジョレ・ヌーヴォーは、飲んだことあるけど、ノヴェッロは知らないという人が圧倒的に多いです。ヴィーノ・ノヴェッロ好きとしては残念ですが。。

キリンビールから2014年に発表されているワインの国別輸入量は、

  • フランス約29%
  • チリ約24%
  • イタリア約19%

となっています。数字からみると、イタリア産のワイン自体飲んだこと無い人もいるでしょうね。


画像引用先:キリンビール

2004年アサヒビールのニュースリリースによると、アサヒビールはフランス:83,000箱、イタリア:2,000箱を輸入したそうです。
データが古いので輸入量も年々増加しているはずですが、イタリアワインの知名度の低さがわかりますね。

 

ノヴェッロおすすめ理由1:種類が豊富

ボジョレ・ヌーヴォーはバブル期のマーケティングの成功により、知名度が上がりました。
ヴィーノ・ノヴェッロの方が多種多様なワインなんですけどね。

ボジョレーヌーボーは赤ワインだけで、地域もボジョレーで作られたものを言います。
それに比べるとヴィーノ・ノヴェッロはとてもバリエーションが豊かです。フランスのボジョレー・ヌーヴォーと大きく違うのが、産地や地域に根ざしたぶどう品種で作られるところです。
南北では採れるぶどう品種が全く違います。

イタリアのヴィーノ・ノヴェッロはイタリアの全20州、60種類以上ものブドウが使用されています。

赤ワインが有名ですが、白もロゼも各種そろっています。

ノヴェッロは、【できたての】という意味があります。

それぞれのヴィーノ・ノヴェッロの名前はフランス産のワインと違って生産者の名前が付けられています。

ファルネーゼ ヴィーノ ノヴェッロ 2016を例にとると、

画像は2015年産
画像引用先: なかじまや

ファルネーゼさん(生産者)のヴィーノ・ノヴェッロとなります。

※ボジョレ・ヌーヴォーの場合、
ボジョレーとは生産地区
ヌーヴォーはフランス語で新酒という意味になります。

 

ノヴェッロおすすめ理由2:味わえる時期が早い

 

ボジョレーヌーボーの解禁日は毎年、11月の第3木曜日となっており、2018年だと、11月15日になります。
ヴィーノ・ノヴェッロの解禁日は2018年だと、10月30日になります。約3週間も前から秋の新酒を味わえます。

ノヴェッロおすすめ理由3:イタリア料理に絶対合う!

 

株式会社マイナビ調べ

面白いデータですね。好きな海外料理ランキングです。

  • 1位 イタリア料理 109名
  • 2位 フランス料理  38名
  • 3位 タイ料理    21名
  • 4位 スペイン料理  15名
  • 5位 アメリカ料理  13名

お酒にはその国の文化や風土があらわれます。日本料理なら日本酒があいますよね。それと同じでイタリア料理にはワインが合います。

ワインもその国の土地で育てたブドウを使用したワインです。
データからみるとアンケートに答えたほぼ半数の人が、イタリア料理が好きと答えています。だったらパスタやピザと一緒にヴィーノ・ノヴェッロを飲みませんか?

 

2018年おすすめのヴィーノ・ノヴェッロ

2018年10月30日発売のヴィーノ・ノヴェッロおすすめ商品と販売サイトをご紹介します。

イタリア料理好きのあなた!今年はヴィーノ・ノヴェッロでイタリア料理を楽しみませんか?
ランキングにはなっていますがあくまでも主観なので、ランクはご参考程度に考えてくださいね。

※商品写真は2015年産になります。

ファルネーゼ ヴィーノ ノヴェッロ

1番ポピュラーで人気のあるファルネーゼ社のヴィーノ・ノヴェッロ。
値段も手頃で迷ったらこのヴィーノ・ノヴェッロにしましょう。

 

辛口
ボディミディアムボディ
生産場所イタリア・アブルッツォ州
生産者ファルネーゼ
ぶどう品種サンジョヴェーゼ種メイン、モンテプルチアーノ種少量

ヴェレノージ・エルコレ ヴェレノージ ノヴェッロ

マルケ州で採れるラクリマ種主体のヴィーノ・ノヴェッロです。ラクリマ種の香りがコルクを抜いた瞬間に広がります。
味はフレッシュなベリー系でフルーティです。

フルーティ
ボディミディアムボディ
生産場所イタリア・マルケ州
生産者ヴェレノージ・エルコレ
ぶどう品種ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ種、モンテプルチアーノ種

ガロフォリ〈ヴィ・ノーヴォ/マルケ・ノヴェッロ・ビアンコ〉【白】

 

マルケ州のガロフォリ社の白ワインです!
ボジョレーヌーボーと最大の違いがこの白ワインですね。

マルケ州の土着種のヴェルディッキオ種を主に使用しています。

辛口
生産場所イタリア・マルケ州
生産者ガロフォリ
ぶどう品種ヴェルディッキオ種、シャルドネ種

 

カステッリ・デル・グレヴェペーザ

 

フィレンツェから南へ進むこと25km、カステッリ・デル・グレヴェペーザはぶどう栽培家やワイン生産者が集まって作った協同組合なんです。

メンバーが産出したぶどうでワインを造り、農学や醸造学の技術を共有・販売するという生産から販売までが太いパイプでつながれているのが特徴です。
1965年に設立され、年々規模を拡大し、その5年後にはキャンティー・クラシコで最大規模の生産者となりました。

ノヴェッロ用のサンジョヴェーゼの畑は海抜200m~400mの高いところにあり、日当たりが良いため、キャンティ・クラシコなどの畑よりぶどうが早熟で早摘みできるのが特徴です。

毎年フレッシュな果実味で酸味タンニンが程よく、調和のとれたノヴェッロに仕上げてくれます。

 

タイプ
生産場所イタリア トスカーナ州
生産者カステッリ・デル・グレヴェペーザ
ぶどう品種サンジョヴェーゼ種

 

 

コンティ・ゼッカ/ノヴェッロ・プーリア

 

歴史も500年と古く、南イタリアワインの中でもコスパがいいコンティ・ゼッカ。

特徴として、新酒なのに、しっかりした味わい。
濃さとバランスの良さ、果実味に溢れるノヴェッロならコンティ・ゼッカを選びましょう。

 

タイプ
生産場所イタリア プーリア州
生産者コンティ・ザッカ
ぶどう品種ネグラマーノ プリミティーヴォ

 

まとめ

いかがでしたか?
ちょうどハロウィンの時期とも重なるヴィーノ・ノヴェッロ。ぜひパーティー用に準備しませんか?
まだまだ知名度の低いヴィーノ・ノヴェッロですが、味はぜったいボジョレーより楽しめます。

これからトレンドとしてメディアなどで取り上げられる機会が増えるでしょう。一足お先にみんなで楽しんでくださいね。

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