- モータープールは駐車場(月極・民間)の別称で、主に関西圏で使われている。
- 駐車場は、自動車や自動二輪車を停めておく場所のこと。
モータープールと駐車場の違いはほとんどなく、「モータープール」は「駐車場」という意味で主に関西圏で使われている言葉です。
モータープールとは
「モータープール」という言葉になじみがない、というかたも多いかもしれません。
それもそのはず、モータープールとは駐車場の別称で、関西圏(主に大阪)で使われている言葉だからです。主に屋号や看板などの書き言葉として使われているのが特徴。
モータープールがある地域としては、奈良県や大阪府がダントツのトップ。数は少なくなりますが、京都府や西日本、中部地方の一部にもモータープールがあります。
モータープールの原語は「motor pool」ですが、この「motor pool」という言葉にはもともと駐車場という意味はありません。
梅花女子大学の米川明彦教授(62)によると、モータープールはもともと戦後の東京で米国の進駐軍が「車置き場」として使った用語だという。
引用:日本経済新聞
東京で使われていた軍の用語「モータープール」が、昭和30年代頃から関西を中心に「月極駐車場」という意味で使われはじめ、定着したようです。
モータープールの代表的な種類
- 有料駐車場……月極や時間制など。関西空港付近にはモータープールと空港をつなぐ送迎付きの有料駐車場がある。
- カーディーラーの駐車場……自動車メーカーやカーディーラーの新車を保管している駐車場。代表的な例として、千葉県習志野市にある本田技研工業(株)にある習志野モータープールがある。他にも中古車の保管場所をモータープールと呼ぶ。
出典:日本経済新聞
駐車場とは
駐車場は、自動車や自動二輪車を停めるための場所。
駐車場の略称はパーキング(parking)で、看板の書き言葉としてもよく使われています。
街中で「コインパーキング」の文字を見かけたことがある方も多いかもしれませんね。
日本では車を持つ人が増え、とくに都心部では駐車場が足りないことが問題になりました。対策としてビル全体、また建物の地下部分を駐車場にするなど、さまざまな種類の駐車場が登場しています。
ちなみに日本初の地下駐車場が作られたのは、1960年(昭和35年)。東京駅前の丸ビルと新丸ビルの間に建設され、収容台数は約500台だったそうです。
出典:Wikipedia
駐車場の代表的な種類
- 時間貸し(コインパーキング)……30分ごとまたは1時間といった単位で料金が加算される。
- 日貸し……駅や空港、バスターミナル付近に多い。
- 立体駐車場(自走式)……大きなショッピングモールや、商業施設に多い。地下や屋上の駐車場まで自分で運転し駐車する。
- 立体駐車場(タワー機械式)……全体が駐車場になっているビルや、商業施設などにあり、無人になった車がタワー状の駐車場に保管される。