一般的には同じような意味で使われている言葉ですが、介護業界では少しちがいます。
- 介護はその人の助けとなる行動すべてをさします。
- 介助はあるひとつの動作(例えば歩く動作)にたいしての行動をさします。
介護
介護はある人の助けとなる行動すべてをさす言葉です。「おじいちゃんの介護をする」という表現を用います。
おじいちゃんが歩くのを「介護」するという表現はあまりしません。
その場合は、おじいちゃんが歩くのを「介助」するという表現となります。
一般的には同じような意味で使われる「介助」も介護の中に含まれており、対象となる人の生活にかかわる動作だけでなく、その人が自立して生活できるよう支援していくのが介護となります。
介護という言葉は比較的あたらしい言葉で、1963年の老人福祉法で使われてから一般的に広くしんとうしました。
現在、福祉の世界では様々な意味を含む言葉として使われています。
在宅介護の場合、タンの吸引を介護職員がおこないます。
単に身の回りの世話をするだけではなく、医療の一部にも深く関わっていくことが多くなってきています。
介助
例えば高齢者が歩こうとしていてもひとりではふらつきがありうまく歩けない場合に、あなたが手を貸してあげたとします。
その場合、あなたがとった行動が、その人の歩行を「介助」したということになります。
このように、例えばお風呂に入る、トイレにいく、着替える、ご飯を食べるといったひとつひとつの動作にたいして、そばにいて世話をして手助けすることを介助といいます。
出典